Ⅰ. はじめに

プロジェクト_icon

本件は「モノづくり 応援ファンド」の対象として
“愛知の自動車部品” の将来的な発展への寄与 を目指す
実践開発型 プロジェクト です。

このサイトでは 2014年より実施中の 次世代自動車 軽量化のための 金属とCFRP 接合部品の試作開発 プロジェクト の活動をご紹介しています。各ステップの開発経過・成果については、上記メニューから閲覧ください。

0. 事業イメージ ご紹介

はじめに、この事業の着想と達成イメージ(理想)について紹介します。

昨年実績

当社では マグネシウム合金 プレス加工 を通じて「軽量化素材の量産向け加工」の可能性を検証してきましたが、その過程で 素材を組み合わせて部材にする という可能性があることに気づきました。

そこで 2013年は 異種金属のレーザ接合 に取り組んだ訳ですが、一方で 軽量化素材同士をプレス圧着できないか? との着想がひらめき、写真の様な アット・ホームな形で(?) 密かにトライを進めてきました。

しかしながら 家庭用の調理器具 では流石に限界がありますので(?!)成果の目処を整理したうえで、晴れて今度の挑戦に至ることができた次第です。

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1. 事業概要

計画概要

  • 計画名   : 次世代自動車 軽量化のための 金属とCFRP 接合部品の試作開発
  • 活用資源  : 愛知の自動車部品
  • 事業期間  : 平成26年 10月 ~ 27年7月末(予定)
  • 事業予算  : 事業総額 600万円以内 ※人件費等は含まない
  • 事業指針  : 次世代自動車の軽量化に寄与する「素材加工・金型技術と人材の相互育成」

達成目標

  • 開発プロセス
    1: 接合部品を製作するプレス加工用金型の製作
    2: 各種金属とCFRPの接合プレス実験・製品試作
    3: データ検証を通じて問題・課題を抽出し、再現性・実現性を確認
  • 支援プロセス
    1: プロジェクト遂行を通じて技術・管理リーダー人材を育成
    2: プロセス・アプローチを活用したマネジメント能力の育成

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2. 事業推進プラン

推進に当たっては、当社が起案する 『試作開発プロセス図』 を用いながら

  • 基本プロセス; 開発試作のメインプロセス、5つのステージ・サブプロセスより構成
  • 支援プロセス; 総括統制、広報、人材育成の付帯サブプロセスより構成

という事業達成に至るプロセスを、相互に関連させつつ活性化させながら牽引していきます。

基本プロセス ~ 開発ステージのマネジメント

開発の中心をなす『基本プロセス』として、開発チームにより段階的なステージ・経過アウトプットを経て、最終的な目標を目指します。

  1. 準備計画; キックオフ、各種の計画・仕様等の制作など
  2. 材料調達; 材料購入、材料検証など
  3. 製作計画; 設計プラン・試作品プラン・各種図面の制作など
  4. 金型製作; 金型モデルの製作、開発データの記録など
  5. 製品試作; 試作品モデルの製作、開発データの記録など
  6. 総合検証; 検証の記録、今後の課題の抽出など

各ステージは、支援プロセス「統括統制プロセス」により進捗を管理、同時に「広報プロセス」を通じて各種メディアに情報を発信する予定です。

支援プロセス ~ 情報発信と人材育成の相乗効果

開発を支えながら外部に情報を発信するのが『支援プロセス』です。事務局を中心に社内連携を図りながら各ステージをサポートします。

  • 総括統制; 事業の進捗管理や記録ファイリング、各種の報告など
  • 広報PR; ホームページや展示会等を通じた事業活動の紹介など
  • 人材育成; 事業を通じて組織と地域産業に貢献できる人材の育成など

特に当社のような小企業においては「支援プロセス」の充実が 事業継続・組織基盤 を養うポイントになります。

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Ⅱ. 事業経過 報告 : 2014/10月 - 2015/5月

1. 準備計画 ~ 材料調達

各ステップの進捗や途中成果をご紹介しますが、コア技術等については 守秘義務や特許申請の関係上、紹介を控えるものもありますことをご了承ください。

Topics 紹介 : 製作用の機械が入りました! 〔3月〕

油圧プレス

正式採択後に具体的な計画に入ったのが 年末... 。

概ね仕様が決まっていた「導入装置」の 正式発注をしたのが 年明け... 。

そして... やっと配備されました! 油圧プレス

専門家指導

本装置は「開発専用機器」として使用しますので、実際の稼動は開発ステップと歩調を併せることになりますが、使用法のメーカー指導を仰ぐ必要がありますので、今後 順次運転を始めていきます。

先日はプロジェクトを総括する外部専門家の方に機能等を説明しましたが、今後は運用上の注意点等を確認しつつ、最終成果の達成へ向け開発を進めてまいります。

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お知らせ

[ 2015.08.31 ]

成果報告(継続中)の情報を公開。

[ 2015.05.01 ]

当サイトを オープンしました。